母乳育児の本当のメリットとは?

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読書

今回は

「母乳育児って本当に良いの?」

「粉ミルクじゃだめなの?」

という疑問に答えるべく、エビデンスを探してきました。

これらの疑問に対して答えるなら、「母乳育児は赤ちゃんの胃腸炎、湿疹、発疹、お母さんの乳がんリスクは下げる」となります。

 

以下、その理由について詳しく述べていきます。

今回参考にした本について

エビデンスを探るために参考にした本はこの2冊です。

どちらも色々な研究データが書かれていてとても参考になります。

この2冊で分かったことをまとめます。

母乳育児に関するエビデンス

本当に効果のあるもの

  • 生後1年の感染性胃腸炎の減少
  • 生後1年の湿疹・発疹の減少
  • 腸炎の減少
  • お母さんの乳がんのリスクの減少

→「お母さんの乳がんのリスクの減少」に関してはかなり大きな効果があったと報告されている。

乳幼児突然死症候群のリスクに関しては、そもそも起こるケースがまれで確かなデータが集められていない。『「家族の幸せ」の経済学』では「乳幼児突然死症候群のリスクは母乳育児によって減らせる」と書かれていました。

「乳幼児突然死症候群のリスクは母乳育児によって減らせる」根拠はユーチューバーの助産師HISAKOさんによると、母乳だとお母さんが授乳のたびに抱っこすることで“うつ熱(赤ちゃんの体内に熱がこもってしまうこと)”が解消されるからではないかとおっしゃっていました。

母乳育児でも予防効果の認められなかったもの

  • 風邪や発熱
  • 中耳炎
  • 呼吸器系の感染症
  • 身長や血圧、体重

耳や呼吸に関わる病気にはあまり効果がないことが分かりました。また長期的にみて身長や体重など子どもの発達にも影響はないことが分かったようです。

子どもの知能には影響がある!?

子どもの知能テストの相関関係に関しては、6歳半の時点では、母乳育児で育った子供のほうが成績が良かったということが分かっています。

しかし、この効果は長期的には続かず、16歳の時点で差はなくなっていることが分かりました。

この母乳育児と知能の影響については、因果関係に関してははっきり分かっていないようです。

先進国では、高学歴で裕福な女性ほど母乳育児をする傾向があるので、母乳育児を行う人はそもそも育児熱心で、積極的に子育てに関わっているのではないかとも考えられます。

まとめ

「母乳育児は良い」と産婦人科で言われましたが、実は大きなメリットはあまりないのかもしれません。本の中でも書かれていましたが、完全母乳育児はお母さんにとっては大変なこともあるので、お母さんが無理せず子育てするということ一番大事だと思います。

私個人としては夫とも協力して育児してくために、粉ミルクも使ってみたいと思っています。

最善な育児の仕方は人それぞれなので、データは参考にするぐらいでちょうどいいのかなとも思いました。

 

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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